[ti:四月の雨]
[ar:尾崎豊]
[al:I LOVE YOU~BALLADE BEST]
[offset:500]
[00:00.00]尾崎豊 - 四月の雨
[00:00.20]作詞:尾崎豊
[00:00.30]作曲:Tomi Yo
[00:00.40]
[00:00.50]
[00:00.99]枕の下に時計を入れてみた。
[00:05.07]耳を当てると時は少し柔らかに聞こえた。
[00:15.00]秒針の残響音が嫌な感じで
[00:22.09]一日のもがきを奏でているようだ。
[00:28.42]
[00:29.73]心臓がドキドキしているのがわかった。
[00:35.45]喉が乾き、闇を吸い込んでみた。
[00:39.74]
[00:42.08]街の影が瞼に焼き付いている。
[00:49.24]それを巡るといくつもの言葉をなくした
[00:56.28]誰かの表情が隣にいつもあったような気がする
[01:05.93]すべての風景にはメロディーがある。
[01:11.34]彼は街のあらゆるオブジェと友達になれた。
[01:18.48]人はやがて彼を裏切ったが。
[01:22.54]
[01:31.51]に詰まったコーヒーを出すさびれた喫茶店。
[01:36.89]ビルの片隅には錆びた鉄パイプ。
[01:41.47]ガードレールの上には空しい背中が並び、
[01:46.17]排気ガスを撒き散らす車の流れにはあきらめを感じた。
[01:52.91]空は隠れていた。
[01:56.20]
[01:58.79]彼は手にするものなど何もないと言って
[02:06.23]笑ってみようとしたが、
[02:09.72]自分自身に感じる何かがひとつでもあれば、
[02:17.30]やっぱりすべてのものに
[02:21.69]意味が隠れているような気がした。
[02:26.14]
[02:27.74]背負い込むことより、
[02:31.72]優しく語りかけてあげたいな。
[02:36.24]
[02:37.71]だからこそ君がいて、僕がいて、
[02:45.81]ひとつにくるまるシーツがあって。
[02:52.15]
[02:53.70]君は昔のことを語ってくれた。
[03:03.07]僕はハンドルを握ると、
[03:07.12]君を掴まえたような気がしていた。
[03:11.52]雨は止まなかった。
[03:15.28]ラジオもとぎれとぎれに耳を澄ました。
[03:22.65]君の話しとDJのおしゃべりと
[03:27.57]つなぎ合わせながら、僕はあらゆる言葉を
[03:33.33]感じてメロディーを奏でた。
[03:37.64]
[03:38.77]彼女には全く話しを聞いていじゃない
[03:43.09]と言って怒られたけれど、
[03:47.39]そこで、また新しいメロディーが生まれたよ。
[03:52.29]
[04:18.23]振り返るとゴツゴツしていた。
[04:23.30]最終の電車よりも、もっと後の街にも、
[04:29.86]それでも人は生きていた。
[04:33.01]
[04:34.93]闇の中に耳を澄ましてごらん。
[04:39.96]君の心の叫びは、
[04:46.07]すべての物との関わりの中から生まれるんだ。
[04:51.84]
[04:56.53]
[04:59.97]おわり
- 专辑:I LOVE YOU~BALLADE BEST~
- 歌手:尾崎豊
- 歌曲:四月の雨