歌:三波春夫
作詞:北村桃児
作曲:浜圭介
男命の 北前船は
宝運びの 心意気、心意気よ
海が時化たと弱音を吐くな
沖のかもめが笑うじゃないか
風は追風 帆を捲き上げろ
屋号染め抜くソレソレソレ、自慢船。
春の海ゆく 北前船は
歌が流れて、帆が揺れる揺れるよ
ハイヤ節でも 越後へ来れば
あの娘見染めて おけさに変る
信濃追分 港で仕入れ
江差、松前ソレソレソレ蔵が建つ。
冬の海ゆく 北前船は
可愛い女子も 乗せられぬ乗せられぬよ
お主ァ東か 儂ァ西廻り
北の海幸 南へ運びゃ
やがて 花咲く嬉しい春だ
おっとドッコイ、ソレソレソレ面舵よ。
淡路島から 蝦夷地を目指す
船は高田屋、嘉兵衛どんどんよ
千島、択捉、国後沖で
儂はやるぞと 睨んだ空に
又も 東南風(やまぜ)が 激しく吹けば
何故か 恋しい 函館が。
- 专辑:~歌芸の軌跡~三波春夫全曲集
- 歌手:三波春夫
- 歌曲:あゝ北前船