冷たい森
歌:霜月はるか
凍てつく湖のほとり 寂しく唄う少女
やまない北風も 積もる雪も白く
彼女が手招く樹海へ向かった者は誰も
その冷たい嵐に身体を奪われ
――見上げた孤独の空 溶けない夢に抱かれて
鎖された夜の森 遠い街明かり
迷い込む子どもらを呑み込んで
深い眠りへと腕の中へと誘う
少女を冬と呼ぶ物語
禁忌を爪弾く指先 皮肉に唄う吟遊詩人(バルド)
冬の山を越える術を探していた
白銀はびこる樹海へ向かった彼の眼には
その冷たい氷柱が涙に映った
――凍える氷の花 ここから旅に出よう
ひらかれた朝の森 触れた唇が
呪われた霧氷(くさり)を解いてゆく
やがて北風と雪と共に消え去る
少女を春と呼ぶ物語
Acoustic guitar, Bouzouki, Mandolin:渡邊"nabeken"賢一
Bass:石井康幸 / Drums:矢吹正則
Orgel:森藤晶司 / Violin:土屋玲子
- 专辑:canoue~廻る羅針盤~
- 歌手:canoue
- 歌曲:冷たい森