雨が降りしきる中
狐は、男を待っていた
狐ノ嫁入リ
作詞:OSTER project
作曲:OSTER project
編曲:OSTER project
唄：鏡音リン
とある夏（なつ）の夜（よ）の夢（ゆめ）に
酷(ひど)く胸（むね）を灼（や）かれては
心掻（こころか）き乱（みだ）されるパラノヰア
獣（けもの）故（ゆえ）の性分（しょうぶん）か
甘（あま）い蜜（みつ）に従順（じゅじゅん）な
この身焦（みこ）がし今宵（こよい）も
下弦（かげん）の月（つき）を睨（にら）む
二（ふた）つの世（よ）を分（わ）け隔（へだ）つ物（もの）
この手（て）で切（き）り刻（きざ）む為（ため）に
水鏡（みずかがみ）に写（うつ）る姿（すがた）さえも
変（か）えて見（み）せよう
通（とお）り雨（あめ）で終（お）わるなら
泣（な）いて泣（な）いてそれでも泣（な）いて
大（おお）きな湖（うみ）になったなら
貴方（あなた）は溺（おぼ）れてくれますか
侘（わ）びしき秋（あき）の夕暮（ゆうぐ））れも
舞（ま）い散（ち）る雪（ゆき）へと移（うつ）ろう
馳（は）せる想（おも）いの丈（たけ）も
降（ふ）り積（つ）もる
一目（ひとめ）いま一目（ひとめ）よと
急（せ）く心（こころ）を宥（なだ）めては
玉響（たまゆら）の逢瀬（おうせ）へと
足早（あしばや）に闇（やみ）を駆（か）ける
梅（うめ）の華（はな）簪（かんざし）にして
打（う）った芝居（しばい）の数（かぞ）よりも
暇乞（いとまこ）いの侘（わ）びしさに幾度（いくど）も
枕濡（まくらぬ）らす
通（とお）り雨（あめ）で終（お）わるとも
愛（あい）し愛（あい）しそれでも愛（あい）し
千里（せんり）の山（やま）も越（こ）えたなら
私（わたし）を愛（あい）してくれますか
宿命（しゅくめい）に抗（あらが）いながら
恋唄紡（こいうだつむ）ぐ春（はる）の夜（よ）に
愛（いと）しき人（ひと）
微笑（ほほえ）むその先（さき）に
女（おんな）の影（かげ）
通（とお）り雨（あめ）に過（す）ぎずとも
愛（あい）し愛（あい）し愛（あい）し疲（つか）れて
化（ば）かし合（あ）いに勝（か）てぬなら
いっそ二人（ふたり）で
三途（さんず）の舟場（ふなば）を越（こ）えて
共（とも）に餓鬼（がき）の籍（せき）に入（い）ろうか
髑髏（されこうべ）さえも愛（いと）しい
此（これ）が私（わたし）の嫁入（よめい）り
血潮（ちしお）の湯浴（ゆあ）み済（す）んだら
程（ほど）なく参（まい）ります
- 专辑：10story's
- 歌手：なぎみそ。SYS
- 歌曲：狐ノ嫁入リ
