のがしては大変だから、と
必要かどうかも
わからぬウチに
踏み出せなかった 一歩目
黒く澄んで透明な
月下にいざなう
どう、喘がせたら、イイ?
響かせたがれば、イイ?
らせん状の
星空に堕ちつくした
今宵まで
離別の静寂 換われぬ笑顔
波立つ水面に残し
短いこんな逢瀬を超えたい
城壁に
刻む告白を からめあっても
ほどけゆく宿命(さだめ)と
今も
美しいまま
焉わるザマを視ていろ
嘆く間も与えず
こぼれ落ち続く命も、
あきらめたこの指の隙間からは
壊れた蛇口のごとく、だ。
とめどなく果実も
熟れて地に堕ちる
素足のままでも、イイ?
なにか羽織らなくて、イイ?
機会もなく
帰せないままならば、と
掻き抱く
どんな引き換えも それじゃ足りない
なんでオレ達、だったの?
あの星は近くて遠いままで
輝いて
すべてを忘れてしまってほしい
夢が醒めたように
澱み、
留まる水じゃ
湖にはなれずに
干からびゆく、盛夏(なつ)と
追われる立場でも
潰え滅びゆくとも
脆いままで
貫き通させてほしい
今宵まで
離別の静寂 換われぬ笑顔
波立つ水面に残し
短いこんな逢瀬を超えたい
城壁に
刻む告白を からめあっても
ほどけゆく宿命(さだめ)と
今も
美しいまま
焉わるザマを視ていろ
この場所から
干からびゆく、盛夏(なつ)と
- 专辑:八月三十一日/湖城
- 歌手:HzEdge
- 歌曲:湖城