この肌に 刻んでなら
忘れられね、想ひ
風よ、茜色に染まりゆけと願い
何處か沈丁花(ちんちょうげ)は、
哀しげに
祈祷(いの)り続けたとして、
余りに遠すぎる
幾晩過ぎれば、
廻(めぐ)り遭(あ)える
名も無きものに、その名、
貰い受けたよ
月夜の灯りに、
照らされた切っ先に
咎(とが)の禊(みそぎ)、
櫻(さくら)咲く頃に、と
秘めた心意気を於(お)いて、
前に進むのさ
震えた手に 添えられた温もり
永久(とわ)に あぁ、信じて
疵(きず)は、宵闇(よいやみ)にて
鈍く耀(かがや)いている
晴れぬ、徴(しるし)ばかり
見ていた
春の日差しの様な、
微笑みを護りたくて
鴉羽(からすば)の彩(さい)を
纏(まと)う
強く在りたい 二度と、
誰も喪失(うしな)わず
穢(けが)れた想い出、乗り越えて
貴方へと
波打つ髪、揺れた光ひとつ
千切る一片(ひとひら)に、深い、
愛を籠(こ)めて放つ
赦(ゆる)されても
偲(しの)びつづけている
ふたりあぁ、淡く
夢の畔(ほとり)歩く
愛しき人と共に
冬の厳しさの後(のち)、
拓く運命
咎(とが)の禊(みそぎ)、
櫻(さくら)咲く頃に、と
秘めた心意気を於(お)いて、
前に進むのさ
震えた手に 添えられた温もり
永久(とわ)に あぁ、信じて
- 专辑:剣が君 キャラクターソング 天之章 九十九丸・螢
- 歌手:小野友樹
- 歌曲:鴉羽の彩