ねぇ 僕は憧れの眼差しを向けられる程の人間じゃない 夢や理想 語れるもの それも何一つ持っていない 遅めに食べた朝食が胃の中にまだ残っていて 今日も僕は生きている そう告げられた気がした それならば僕は誰なんだ? 鏡に映った死んだ顔 人間証明書 その類 それも何一つ持っていない どうせ誰にも期待なんかされてこなかったワケだろう それなのに僕は生きている そう誤魔化してきた 駄目だ これでは僕じゃない 何一つ中身の無い人生だったけど 駄目だ これでは僕が無い 底から這い上がってきた昨日 ねぇ 僕は