豊穣の女神の娘、イゥリプカ。
娘は不思議な力を持っていた。
祈れは実りを、舞えば雨を、謳えば太陽を、
意のままに操ることの出来得る力があった。
しかし娘は、皇城付きの易者の予言により
益と災いを同時にもたらす者として
山奥の伽藍へと幽閉さえ、その日々を送っていた。
陽の光を、草の息吹を見ることの能わぬ、
籠の鳥のような暮らしではあったが
それは、物心の付く遙か前からの娘の常であったので
さして不満を覚えることなく、日々祈り、舞い、謳っていた。
娘の舞いにより、国は飢えることなく栄えてゆき
平穩で凡庸な日々が恒久に続くかと思われたある日の事、
娘は伽藍を訪れた旅の僧に恋をした。
僧は、翠葉薰るが如き若僧であった。
しかし若者は、僧であるがゆえ、そして旅の途中であるがため、
通り行く薫風のように娘の元から去り、山を下りた。
娘は、生を受けて初めて心を乱し、僧を思い、焦がれては嘆いた。
そして
その涙は河川を乱し、あふるる濁流となり、
その憂いは陽を通さね厚き雲となり、
呟く言霊は蝗の群となり、一つの国と五の村を滅ぼした。
更にその濁流は、去りゆく若僧をも水塵へと変えた。
国を滅ぼし、焦がれた者をも滅ぼしたと知った娘は
哀しみのあまり自らも濁流へとその身を投げた。
天候が、収獲が万事、
非常に不確かなものになったのはこの時からある。
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转自:http://www.blogbus.com/benjaminchong-logs/220596603.html
尤莉普卡
丰收女神的女儿,尤莉普卡
她有着神奇的力量
祈祷可以唤来丰收,舞蹈可以唤来雨水,歌声可以唤来太阳
她可以随心所欲地使用这种力量
然而,皇城中的占卜师预言
她将在带来丰收的同时,也将带来灾祸
于是她被幽禁在深山的古寺中,在那里度过每日的时光
闻不到草香,见不到阳光
如同笼中的小鸟一般
然而这是她在懂事很早以前就有的生活
所以她完全没有感到不满,只是每日祈祷,舞蹈,歌唱
因为少女的舞蹈,国家没有了饥馑,变得繁荣起来
本以为时光将会一直平淡无奇
她却爱上了某日拜访深山古寺的行脚僧
那是如同绿叶清香一般的年轻僧人
然而年轻人毕竟是僧人,而且在旅途之中
他如同一阵清风来了又去,离开了少女下山离去
她的心弦头一次被拨乱,她思念着他,思恋而叹息
然后
她的泪水扰乱了河川,唤来咆哮的浊流
她的忧愁化作遮蔽天日的层云
她呢喃的哀语化作漫天蝗群,毁灭了一个国家和五座村落
那浊流更将那离去的行脚僧化作水中微尘
知道自己毁灭了国家,甚至毁掉自己所爱之人的她
在无尽悲伤中,自己也投入了这浊流
天气、收成种种事情
从此无人再能确言
- 专辑:廃墟と楽園
- 歌手:志方あきこ
- 歌曲:イゥリプカ