一つ国のそのリラ・ソラテラス 「残酷だ汚らわしい」 嘘つきのオオカミ 男「教をただ祈れ」 女「名声をただ笑え」 彼は孤独だった 「君は無力だ.ただ息をして触れて哀を知ることでしか」 彼は泣いた.涙も知らず 孤独な彼の手を繋いで 彼女は言う 生きて死んで巡りそして恋に落ちる 約束事二人笑み空に燈(とも)し 言葉にすれば消えちゃう程に 脆(もろ)く淡く切ない時間の飾りに 繋ぐ指先が離れる程の 罪を罰を彼は1人で背負った 引き剥がすのは色彩の落で 色褪せた彼の音を静かに 嗚咽(おえつ)と抱いた ホラ