風が少し冷たくてポケットに手を入れた 気づけば夏ももう終わり そんな帰り道 街行く恋人たちの長くなった影さえも 季節が変わっていくのを僕に告げていた 薄紅に染まるいつもの道が 今日はやけに眩しくて 不意に君の横顔を思い出す 街の片隅で待ち合わせをして 君の小さな手を握って そんなささやかなことさえも 今はできなくて 今すぐにだって君を抱きしめたい 柔らかなその髪を撫でて 遠く離れてるけど 愛しているから・・・ 一緒にいる時は二人でふざけあって お互いからかいあって いつも笑っていた 「一緒に暮ら