季節の隙間をなぞって 最後のしずくが伝った 何気ない背伸びで 閃いた 晴れそうだ 下りが続いた道の その先 予想も砕いた あの日のパノラマ 待ち合わせのように 見上げたら 世界が白くなる 逸らさないで 目を慣らして 波を掻いて泳ぐ 果てまで 終わりのない夜 背中に 袖を引く陽炎 揺れる 手のひら拭った目眩 思わず迷い込む 青葉闇 深く 表通り 疑問符を並べる 幼い声 日なた駆けてゆく 眩んだ目で 見てた世界に 忘れたもの 溶けて頬伝った 波を掻いて泳ぐ 果てまで 終わりのない夜 背中に 身体中を