涙したあの人に 何を言えばよかったろう? 笑ってほしかったのに 何をしてあげられたろう? 与えられてばかりだ 教えられてばかりだ 愛されたいと嘆いては 愛する人を遠ざけていた 傷つく人に出会って 自分の傷の意味を知った 痛み分かち合えるって 光に思えた 始まりも終わりも知らされず 誰もが今を歩いている 巡り合う命の繋がりを人は愛と呼ぶ いつか帰るべき故郷を探し続ける旅人 君のこと 今もこの街のどこかで待っている人がいる ささやかな喜びに すぐに慣れていくくせに ささやかな寂しさに いつまでも敏感