「大丈夫 君は強い人だから」と いつもの笑顔の隣で 「そうね」って笑った 交差点 シグナルが変わる 黄昏 無邪気に手を振る姿に 「じゃあね」って笑った 言えない言葉たちが溢れて 町も風も空も にじませてく 本当は泣きたくて 誰よりも臆病で 心はこんなにも脆くて 同じ涙いくつ流してもまだ 変われない 変わりたいのになぜ? ああ やっと気づいても そんな自分の気持ち 見失いそうになるけど 繰り返して ほら少しずつ強くなると きっと信じてゆける 私なのに 小さく「ただいま」 明かりもつけずに 鏡の中