気付いたときにはもう与えられてたゼッケンナンバー 参加しますなんて一言でも言った覚えはない 気付いたときにはもう鳴らされていたスターターピストル 最終ゴールさえ知らされないまんま駆け出した 息を切らして追いかけてつまずいて 見失ってここはどこ 同じような風景ばっか それでも踏み出してく一歩 実況も解説も観客も居ない 誰も褒めてくれやしない 先頭を走る背中はいつだって届かない 届かない 背負ったハンデがまるで不条理でも途中棄権も許されない こんなインチキばかりのレースでも 走り続けることしかできな