のがしては大変だから.と 必要かどうかも わからぬウチに 踏み出せなかった 一歩目 黒く澄んで透明な 月下にいざなう どう.喘がせたら.イイ? 響かせたがれば.イイ? らせん状の 星空に堕ちつくした 今宵まで 離別の静寂 換われぬ笑顔 波立つ水面に残し 短いこんな逢瀬を超えたい 城壁に 刻む告白を からめあっても ほどけゆく宿命(さだめ)と 今も 美しいまま 焉わるザマを視ていろ 嘆く間も与えず こぼれ落ち続く命も. あきらめたこの指の隙間からは 壊れた蛇口のごとく.だ. とめどなく果実も 熟れ