「ガラスの向こうに幸せはある」と あなたは額を窓に当てて言った うつろな瞳よ 何人の人に 愛を与えられ そして奪われたの 帰る道を見失っても 嘘をつくのに疲れた日も 私がいる ここにいるから 今は役に立つ言葉など 何一つないけれど 心地いい沈黙をあげるから 今日はこの腕でこの胸で休めばいい 眠ればいい 答えじゃないけれど 友のしるし 受話器の向こうで黙った私に あなたは一言「大丈夫」と言った 一時間後には私の隣で 破いた写真にテープ貼り付けてた 「いつかは敗れた恋愛に感謝できる日が来るはずだ そ