箒で掃いたはずの 塵に似た 迷い それは 小さな誇りを 捨て切っていた 想い 完全に 取り切ったと 思っていても 風で飛ぶ程に 少し残っていて 気付かないからと 足で踏んで ゴミ箱 そっと 蓋 閉じた 今 この現実から 目を逸らしても 埃 舞って 涙は流れるから あなたといる今日が 汚れていたって 大切に集めていよう ナイフで狙った 的外れにした 願い 日々を削っては 散らかしていた 偽り ふと 床見てみれば 山積みなった 小さな欠片の中に 立っていて 転んでみても 痛くなくて 踏み出す足を 滑