風が吹いて宵に刻む 月灯り点したキャンドル 欠けた声が 迷い込んで 鏡の音を鳴らす 招かれざる 無垢な瞳 大事な誰かに似ていた いつのまにか手の中で回した 空のグラスを飲み干す 粉雪 途切れてしまうまでに 一体何を思い出せばいい 朝の映らないT.Vには 白黒に焼きついたままの群像劇 ひとりにしないで できれば忘れないでいて 根拠もなく信じていた 叶うはずの願いの証を 踊り疲れるのもいい 今夜は一緒に四重騒 私の名前を呼んで 届いて もう少しすれば朝が来る 風が止んで雲間分かち 月灯りの外れでワル