地平を逆さにして割れた隙間に潜ったら まだ見たことのない 野原が広がる 一人で齧る木の実.薄く孤独の味がした 枯れ草を踏みしめて どこへ向こうのと 質すこともなく流れ 身を委ね- 願っても叶わぬものが多すぎるセカイ 空気さえやわらかく喉を塞いでゆくようで 旅をする理由もずっと忘れてた 乾いた風を受けていつか心も干乾びて 幻の泉も 探し疲れてた真夜中に 羽根を持たない体 貴方に落ちたの まっすぐに目に見えぬ糸で繋がれてるように 深い霧を抜け-夢が醒めてゆく どの次元に隔たれ 何度指が離れても 命の