Vocal:Mitsuki 数え切れぬ程の夜を越えた 孤独の屍 終わらないアポリア──── 何度目の嵐だろう 窓を叩く雨音 響く雷鳴 部屋に映り込む 影<<Silhouette>>はいつも一人きり 心まで滲む雨粒 そんなある夜に 扉叩く誰かの声が聴こえた 館の前には 一人の少年霊が諦観抱いた表情で佇んでいた 霊少年の望みは 『人間らしい生活』 "叶えてはくれないだろうか?" 見えざる手に 導かれていくように 少女は少年を受け入れて 微笑みあった 再び始まった誰か