見上げた空 髪を通り抜けてく5月の風 ベランダで ただ 雲を眺めてた あと2日で あなたの誕生日だね 今は もう直接は "おめでとう"言えないけど 元気でいますか 時々 会いたくなる 思わず 受話器をとって あなたの番号 最後まで押せなくて 時だけが 過ぎてゆく 離れてから私 恋をしなかったわけじゃない だけど いつも心に あなたがいたの 机の奥 しまってる写真も 半分のチケットも ずっと捨てられずにいる あの夏の海を 覚えてくれてますか- 二人で走った浜辺 潮風の匂い 打ち寄せる波の