砕け散る 魂の器 小さな罪は何? 指先で 軽く触れて 笑って「さよなら」 誰にも届かなくて良い 閉じ込めたあたしを 振り切って 気付きたくない皹が 音を立てず広がってゆく 耳元で 声が聞こえ出したら 後は崩れていくだけ- 散る.氷塊の華 幸せな 今を生きて 誰も傷つけず それで良い.それが良いの 解って欲しい 暗い水遥か下に あざ笑うあたしが 追いついて 冷たい両手包み 芯の奥痛めつけてく 耳元で 変われと囁やく声 微かに残る面影 散ル.氷塊の華 途切れてく 夢の中思い出す 温かいあたしの帰る場