凍てついた街に 響く慟哭が(残された少女の歌) 暁の空に 涙雨を降らせた(永久に降り続く雨よ) 紅に染まる 黄昏目指し行く 宵闇色を纏う 旅人よ何を見る 渇いた大地に 足跡残し行く 残した街に 雷鳴を響かせ天が泣く 別つ日々へ 去りし故郷の地へ 降り頻るは 恵みの雨 天を仰ぎ見て願う 旅立つ彼へ 幸あれと 歩んだ軌跡を 雨音が消し去り 僅か聞こえる 懐かしき祈りの歌声 標なき道に 星屑降り注ぎ 惑う我が行く先 示す羅針盤となる 長き旅路の果てに得た景色は 凍てつく街に 残された少女の亡骸 暁の空