月灯りに かざした指で 動かすのは思い出 目を閉じて 溢れる 幼き記憶 優しすぎる子守唄 確かめるように 鏡の中 目の前の瞳に 映り込んでる 少年を 誰も知らない 煌めく夜空に響く 甘くて切ない調べ 金色の光の中 時間が回り出す だけどどうして 僕は足を止めて 立ちすくむ 恋をしたみたいに ここから見る夜空は まるで 名前のない絵のようで 星屑をかき分け 君を連れだし あの森へといそごう 月の欠片を 辿ってゆけば 迷わずに 行けるよ 夢の続きへ 閉じ込めた 僕を探しに 真夜中に手招きする 甘くて