いつか見たような景色を 風の中感じた 冷たく白い気持ちへと 舞い落ちた花びら 空っぽのオモチャの箱が一つ 笑顔や愛しさ詰め込めば 止まっていた季節が動き出すよ 君の隣で 月の涙に紅く染められ 違う世界を瞳に映した 遠く流れる雲は銀色 変わる喜び ざわめく胸の音 ほら聞こえて来るね 手のひらに触れる温もり 嘘のない眩(まぶ)しさ 開かない固い蕾も 優しさにほころぶ 壊れてる人形すてられずに 似ているせつなさ抱きしめた 凍りついた想いが溢れてゆく 時間(とき)を刻んで 月の涙に紅く揺れてる あの日砕