「午前5時半に.朝日を見に行こう.」 あいつが突然 切り出した 僕は戸惑って少し嫌がって でも君が「行こう?」って言うもんだからさ 眠い目を擦り 海へ向かう 暗がりの向こう 君が来る 肝心のあいつはまだ来ない 僕ら二人ぼっちこのまま 朝日を待つ君を見ていた 今にも『好きだ.』と言いそうで 冴えないミュージック 口ずさんでも 消せない想いとさざ波の音 朝日が昇れば離ればなれ 終着駅のような朝が来る 何も言えずにただ待ってた また今日が思い出になっちゃうよ 『あぁ.』 海辺の君が手招きする ためらい