湖(みずうみ)のほとりで 水面(みなも)に目(め)を落(お)とせば そこに映(うつ)る少女(しょうじょ)の笑顔(えがお)は どこか寂(さみ)しげに見(み)えた 小石(こいし)を拾(ひろ)い上(あ)げ 鏡(かがみ)を割(わ)るように 少女(しょうじょ)の姿(すがた)をかき消(け)してみた 何(なに)かが変(か)わる気(き)がして 大(おお)きなため息(いき)で 湖(みずうみ)を凍(こお)らせて 心(こころ)まで凍(い)てつかないように おどけたふりをしてみる 湖上(こじょう)の真(ま)ん中(なか)