逃がした金魚は長い天の川を渡り 吸い込む碧さの遠いあの星まで 救い救われ 慕い慕われた歴史の 記憶はすべて二人のもの 唄を歌った日も 転んで泣いたあの日々も 手を伸ばせばすぐに届くこの距離で 我侭狐が庭を荒らすというならば か細い悲鳴が月夜に響くだけ 長い黒髪 少し鋭い眼差し 無邪気な笑顔 私だけの- 哀しき世の常も終わる事ない物語 増えるばかりの過去 創り また壊す 唄を歌った日も 転んで泣いたあの日々も 旅立ったあの日も二人 罪とはなんでしょう 生きるとはなんなのでしょう 永遠とはなんでしょ