西陽ざわめくプラットホーム 仲間とはしゃぐあなたの影が爪先に触れ もう会えないとわかってるのに 私はずっと息をひそめてうつむいていた どうかこっちを見ないで 最後も 笑顔じゃなくて見慣れた背中がいい サヨナラと桜が泣いてる 潔く散りゆくのがもし綺麗だとしても 人の笑い声 歓声にまぎれて 少しだけ不幸せになればいいのにと願う 私の春がはじまる いつか気づいてくれると願い 気づかれるほど私の嘘が下手じゃなかった 次の列車がもうすぐ着くこと どうしてそんな嬉しそうに告げるの? サヨナラと桜が無邪気に