鐘の音が 告げた終焉(おわり) 想いだけ募ってく 儚げに 乱れ咲く 一輪の薔薇を手折れば 可憐にね 交じり合い 融解(と)けてゆくよ この掌(て)で 『まだ.逝かないでくれ』 誰も知らない 愛の光を もっと深淵(おく)まで 放(はな)って 瞼閉じれば 純白(しろ)く耀く(かがや)く セカイがきっと 訪れるよ 永遠に 月灯り 見上げてる 哀しい瞳(め)をぬぐいたい 微睡(まどろ)んで 口ずさんだ あの歌だけ もう一度 「願えば.願うほど--」 何も知らない 罪な笑顔 呆れるぐらい 愉悦(ゆが)めて