人ゴミ ひとり遊ぶ タマシイ型 押し当て跡をつける 身体の外側 剥がし どこか遠くへ行けるでしょう 憎しみ 愛しさ 違いはない この胸がつぶれて溢れたものだから 流れていくのよきれいなふりをして 流れていくのか 私は 群青に 染まる空がある たったひとり 歩くよ 君なしで 行き場がないから 行ける気がした 身体さえもういらなくなる 離さないで 深い色の中 力任せ つかんで 離さないで 歩道橋の上 地上を離れ 君がいない空 閉ざしたい 誰もが 眠りさまよう 雨上がり その向こう側 囁くように甘く