行き過ぐ 亡き身の 群を 帷(とばり)が 漆黒(くろ)に 染める 暮れるも 在りし世は 帰りはせぬと 譬(たと)えば 宣(の)らさるるとて 齢(よわい)は 誰も 知らず 明日にも 散り逝く 我が身と 念(も)う 留まれど 過ごせど 重なるが 随(まま) 辿りし 道形(みちなり) 遺るものが 在るならば 悔い乍(なが)ら 弔(とぶら)う 迄(まで) 嗚呼 過日(かじつ)は 孔(あな)の海 然為(さす)れども 積もりて 餞(せん)に 代(か)わる 萌(も)ゆれど 枯(か)れれど 重なるが 随(まま)
金剛九尾
陰陽座 挽歌歌词
陰陽座 組曲「九尾」~殺生石歌词
隙孔(げっこう)群(む)らす 怪(かい)悉皆(しっかい)痛(や)める 骰子(さい)断罪(だんざい)遁(のが)る 舞 赦(ゆる)さじ 断断然(だんだんぜん)残骸(ざんがい)の 山に 縋(すが)り 幾千夜(いくちよ)に 歎(なげ)く 賢(さか)しらなり 有財和尚(うんざいかしょう)金槌(げんのう) 打(ぶ)って 破壊(はえ)静まり 鎮む 蓋(がい)堕落の 妲己(だっき) 乃(だい) 緩(ゆる)めじ 断断然(だんだんぜん)今在(こんさい)の沙汰(さた)に 見たり 人間(じんかん)の 意力 倒(さかしま
陰陽座 組曲「九尾」~照魔鏡歌词
漂う膿(うみ)心 濁(にご)して 幾度目(いくどめ)かの 伽(とぎ) 苛(いら)ちて 障(さや)りし旨(むね)問い合わせど すげない素振り 桃花染(あらぞめ)に 臍(ほぞ)を噬(か)む 容貌(かたち)視らば 打ち遣(や)る 此の疑氷(ぎひょう)打ち遣(や) れ 其の疑氷(ぎひょう) 簓(ささら)の態(ざま) 肚裡(とり) 括(くく)りて もう御座なりの 伽(とぎ)遣(や)り付け 曝(さら)ける胸 抛(ほ)り出(いだ)せば 貪(ぬさぼ)る頭(かぶり)何ぞ 笑みが 零(こぼ)れる 体躯(からだ)に痴
陰陽座 十六夜の雨歌词
もう 視界(しかい)が歪む 指は震える 骨が 軋(きし)み上げる 干涸(ひから)ぶ 此の身よ いっそ 朽ちよと 願うも 連れ無し 否(いな)や 此(こ)れ以上 出来るなら 独り暮れたい なれど 亦(また) 二人 唇は 朱(あけ)に染まりて 雨に 打たれる 為に 漫(そぞ)ろに行くを 見遣(みや)るは 夜の 雲や 刻んだ 咬(か)み痕(あと) 細(ほそ)る好(よ)き人 迚(とて)も 見て居られぬ 干涸(ひから)ぶ 其の身の 愛おしきこと 首筋を 摩(さす)る 否(いな)や 此(こ)れ以上 出来るな