音召薬

そして 全(すべ)ての花々(はなばな)よ 千々(ちぢ)に咲(さ)け 狂(くる)おしく 惜(お)しげもなく彩(いろ)と香(かお)りに満(み)ちた詩(うた) つかの間(ま)の時(とき)を激(はげ)しく染(そ)めていき 艶(あで)やかに-命(いのち)が融(と)けていく 季節(きせつ)を告(つ)げる囁(ささや)きを集(あつ)め 大地(だいち)に寄(よ)り添(そ)う喜(よろこ)びと戯(たわむ)れるカレイドスコープを 思(おも)いのままに回(まわ)す華(はな)の影(かげ) 不釣(ふつ)り合(あ)いな情景(じ

月光(げっこう)の蝶(ちょう) 那由他(なゆた)の願(ねが)いを紡(つむ)ぐ 蓬莱(ほうらい)の山(やま) 超(こ)えてひらり踊(おど)る 月光(げっこう)の帖(ちょう) 刹那(せつな)の想(おも)いを刻(きざ)む 黄金(おうごん)の竹(たけ) 割(わ)って響(ひび)いた声(こえ) Hazy sky 曖昧模糊(あいまいもこ) 霞(かす)む言葉(ことば) 忽(にわか)に 広(ひろ)がるBoundless lake 瞳(ひとみ)を閉(と)じる 失(うしな)うことが怖(こわ)いのか 一人(ひと)になる