オレンジの光が降り注ぐ部屋で 私は一人きり ほらまたうとうと 二人の夢を見そうになる 机の上には注いだばかりの珈琲が湯気ってる 眼鏡を曇らしてあなたが笑ってた 私も笑ってた そんな日々の翳が昇っては消えてゆく あなたとなら私きっと どこだっていけたのに ううん すべてを好きになれた くだらないものだって愛せた あなたの嘘 咽せながらも 飲み干せると思ってたのに さよならと あなたが先に言うから 見失ってしまったの 色褪せてしまったの 過ぎた日々の翳が昇っては消えてゆくよ オレンジの光が降り注ぐ部