そっと踏みしめる 雪上の足音 誰かが居るのかと 振り返ってみたりもした 寂しいと呟いた 有るのは風だけ 夢や幻のようだと 誰かが言っていた 優しい色の 季節外れの曼珠沙華 冬景色を染める 沢山の赤色 今 始まる 走り出す 退屈な日常に飽きて 憂いていた 言葉に詰まるほど 空は透き通って ただ 陽を抱きしめる ずっと待ち続けた 光の地平線 いつの願い事だとか もう忘れたけど 寂しがり屋の 潰れかけの雪人形 土混じりの 笑顔にさよなら 今 始まる 走り出す 光降り注ぐ大地に 舞い降りた 言葉は決まっ